高山市議会 2022-06-10 06月10日-02号
御嶽山は、鎌倉時代が起源とされる山岳信仰や明治時代から始まった登山の歴史、また、ライチョウを始めとした多様な高山の動植物、3,000メートルを超える山としては日本で最も西に位置しまして、その雄大な山岳景観、山麓にかけての広い亜高山帯針葉樹林など、多様な自然環境、景観といった独自の魅力や特徴を有しております。
御嶽山は、鎌倉時代が起源とされる山岳信仰や明治時代から始まった登山の歴史、また、ライチョウを始めとした多様な高山の動植物、3,000メートルを超える山としては日本で最も西に位置しまして、その雄大な山岳景観、山麓にかけての広い亜高山帯針葉樹林など、多様な自然環境、景観といった独自の魅力や特徴を有しております。
標高2,200メートル以上の高山帯で暮らし、特別天然記念物に指定されています。 国の特別記念物であるニホンライチョウは、氷河時代からの貴重な生き残りで、日本では飛騨山脈、赤石山脈など日本アルプスの一部高山帯の草原、ハイマツ林だけしか住んでいない特別天然記念物で、高山という特殊な環境にいるため絶滅が心配されている鳥です。
研究の第一人者として知られる中村浩志さんは、ライチョウ減少の原因に、本来里山で暮らすニホンジカやイノシシが高山帯に侵入し、生息環境が荒らされたことを挙げています。ニホンザルがひなを食べる姿も確認されました。里山が整備されずに、ふえ過ぎた野生生物が奥山の自然を壊していると危機感を訴えておられ、山にケージを設置し、外敵に襲われやすいひなを守る取り組みも進めておられます。
環境影響評価調査の植生等の影響調査におきましては、調査区内の植物のまとまりについて、枝や葉によって地表を覆っている割合を調べる、植被率と申しますけれども、この植被率が増加傾向にございまして、亜高山帯、高山帯特有の高山植物の種類も安定的に定着しているという結果が出ておりまして、良好な自然環境が保たれているのではないかというふうに判断をいたしております。 ○議長(中田清介君) 北村議員。
生態系を保持する観点からは、当然高山帯に限らず貴重な動植物が生育している場所では、外来植物を除去することが望ましいと考えております。今後、検討を進めていきたいと考えております。 私も、例えば丹生川の乗鞍へ向かうところでのオオハンゴウソウの黄色いベルトには本当に心を痛めております。外来植物の状況に関する定期的な監視等は現在行っておりません。